Q. ebook5作成に最適なPDFとは

このトピックでは、ebook5ブックを作成する際に利用される事の多い「PDF」ファイルについて説明します。


目次 ▼クリックすると説明に移動します。

01. PDFのレイアウトを確認する
02. プランによって異なる、アップロード可能な容量
03. 生成される画像のサイズ
04. アップロード時のトラブル
05. トラブルが発生しづらいPDFの作り方

 

01. PDFのレイアウトを確認する

ブック化する前にPDFのレイアウトを確認しましょう。
ebook5で利用されるPDFの多くは、下記4タイプに分かれます、それぞれebook5に適しているかどうかのコメント付きで紹介させていただきます。

なお、ebook5は《表紙の縦横比率を基準》としています。
2枚目以降のページが表紙と異なる比率の場合、表紙に合わせて縮小/拡大してしまうことをご注意ください。

1. 単ページタイプ
○:適している

1枚ずつのシンプルなタイプのPDFです。
新規作成時に「単ページ」を選択してください。

PDF01

 

2. 見開きタイプ
○:適している

2ページが1枚に収まり、見開きになっている、印刷物等によくあるタイプのPDFです。
新規作成時に「右開き」もしくは「左開き」を選択してください。

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3. 混合タイプ(表紙が単ページ)
○:適している

表紙が単ページで1ページ目以降が見開きタイプ、とレイアウトが混在しているPDFです。
新規作成時に「混合:右」もしくは「混合:左」を選択してください。

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4. 混合タイプ(表紙が見開き)
×:適していません

表紙及び裏表紙が見開きで1ページ目以降が単ページ、とレイアウトが混在しているPDFです。
こちらは現在のウィザードでは選択できないためPDFを修正をしていただくか、表紙と裏表紙だけで作成してからページを追加する方法となります。

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関連リンク:Q. 新規作成時に選択する「PDFのタイプ」どれを選べばいいの?

 

02. プランによって異なる、アップロード可能な容量

ebook5ではご利用の料金プランによって1冊にアップロードできるPDFの上限が異なります。
(ページの追加、差替も含むアップロード総容量の上限です)
アップロード前にPDFの容量をご確認ください。

アップロード上限
無料トライアル 50MB/1冊
パーソナル1 50MB/1冊
ビジネス5以上 250MB/1冊
買切タイプ(新規販売終了) 250MB/1冊

 

アップロード容量の詳細はQ. アップロード容量とは何ですか?をご参照ください。

03. 生成される画像のサイズ

ebook5はブックを作成する際にPDFから画像へ変換されます。
ブックを新規作成する際に選択する「画質」によって、生成される画像のサイズが変わるため、適切な画質を選択する必要があります。

基本的には高画質をおすすめしておりますが、元データに含まれる画像(ラスター画像)が小さい場合などサイズによっては出力される画質に影響が出る場合があります。
高画質でブックを作成する場合、最大長辺を基準に3,000pxで出力されます。

通信速度が不安定な場所での閲覧を想定している場合や、元データ内のラスター画像サイズが小さい場合等は中画質/低画質での作成もお試しください。

ebook5で作成されるブックはPDFから3種類の画像データを自動作成しています。

【高画質】 【中画質】 【低画質】
拡大画像 3,000px 2,000px 1,600px
通常画像 960px(1920px)※ 640px 640px
サムネイル 100px 100px 100px

※ 高画質ブックの通常画像は1,920pxで作成し、960pxで表示されます。(表示画質向上施策)

04. アップロード時のトラブル

エラーが出る場合や、思った通りにブック化出来ない場合、下記の項目をチェックしてみてください。

  • PDFにパスワードがかかっている
  • トンボや裁ち落とし設定の有無
  • 特殊なフォントが使用されていてアウトラインがとられていない
  • PDFの容量が契約プランのアップロード上限を超えている(後述)

詳しい対処方法はQ. 通信中にエラーが発生しましたという警告が出て、データがアップロードできません。をご参照ください。

 

05. トラブルが発生しづらいPDFの作り方

ebook5でPDFからブックを作成する際に起こる代表的なトラブルとして以下の2点があります。

・元データにある文字や画像が消えたり、正しく表示されない
・データ量が多すぎてアップロードができない

以下にてそれぞれの対処方法をご案内いたします。

何故トラブルが発生するのか

ebook5ではPDFをブック化する際に、JPG画像へ再構成しています。
ebook5はPDF内の情報をそのまま読み取るため、PDFビューアでは表示されない情報もブック化すると表示されることや、
複雑な情報が書き込まれたデータの場合、画像への変換が困難なことがあります。
結果、アップロード後に表示が崩れてしまったり、PDFビューアでは表示されなかった枠や文字が出現することがあります。

データの保存形式によって差異はありますが、元データがAdobe Illustratorで制作された、拡張子が「.ai」のファイルの場合は以下の方法での作成を推奨いたします。

 

Ι 編集機能を破棄して保存する

 

1. PDFをAdobe Illustratorで開きます。
2. [ファイル]→[別名で保存]をクリックします。
3. ファイル形式を「Adobe PDF(pdf)」に変更し、任意の場所の選択とファイル名の変更もしくは確認をした後に右下の「保存」をクリックします。
4. [Adobe PDFを保存]ダイアログが立ち上がるので、オプション内の「Illustraterの編集機能を保持する」のチェックを外します。
5. 右下の「PDFを保存」をクリックします。

元データの編集機能を破棄することで、PDFは一枚の画像と同様になります。
そのため、デジタルカタログを作成する際にPDFからJPGに再構成された時に構成が崩れることが無くなります。
今後の編集のことも考え、別名で保存することによって編集機能があるデータも残すことができます。

Ι データサイズが重いファイルを圧縮する

 
複雑な情報を含み、編集機能が保たれているPDFは、しばしばデータサイズが非常に重くなることがあります。
アップロードに時間がかかることや、ブックの作成が失敗する可能性も高くなります。
そういった場合には、以下の方法で容量を圧縮することをおすすめいたします。

1. 上記保存方法[4]の操作後(保存前)に画面左側に表示されている「圧縮」を選択します。
2. [カラー画像]「ダウンサンプルしない」になっているので「ダウンサンプル(バイリニア法)」を選択します。
3. 右の数字が入っているボックスを『[150]ppi 次の解像度を超える場合[225]ppi』に設定します。
※ 初期設定なので、相違がない場合はそのままで大丈夫です。
4. 「PDFを保存」をクリックします。

Photoshopで制作したデータも、同様の手順で保存ができます。
InDesignやその他拡張子の場合には、作業が異なるため、弊社にてわかる範囲であればご案内いたします。
※すべてのツールやソフトウェアに対して回答することはできかねます。予めご了承ください。