まるで悪夢。GoogleのAIが描いた作品風に写真加工できるサイト
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現実の写真を入力すると、とんでもなくアートな画像が生成される、Googleの人工知能「Deep Dream」が最近話題になっていますね。そんな人工知能を自分の写真で気軽に試せるWebサービスが次々と登場しています。そのなかでも最新のサービスの一つで、手軽に利用できる「dreamscope」をご紹介したいと思います。
Deep Dreamとは、Googleが公開しているオープンソースプログラムの1つ。
画面内の顔や目などの特徴を機械に認識させ、その結果を元画像と置き換えて出力するもの。何の変哲もない風景が、ものすごくサイケデリックでショッキングな絵になったりと、かなり話題になりましたね。
dreamscopeは、自分の写真をアップロードするだけで、簡単・手軽にDeep Dreamの効果を体験できるWebサービスです。
トップページには、利用者が生成したさまざまな画像が公開されています。
(時にはかなり「閲覧注意」の作品が出てくることもありますので、ご注意下さい)
トップページから「Create Image」をクリックすると、写真をアップロードする画面に移ります。試したい画像ファイルをドラッグ&ドロップでアップロードします。
次に、適用させる効果のフィルタを選びます。
すぐ下に、フィルタ効果の見本が並んでいますので、ある程度参考にできそうです。
まずは試しに、手持ちの写真を1点選び、アップロードします。
(右端に写っているのは筆者です)
うむむ。。
大きな違和感はないのですが、水の質感が明らかにおかしい。何だかじわじわと来そうな画像になりました。
同じ写真を使って、他のフィルターも試してみましょう。
「Botanical Dimensions」、これは変化が大きくなりそうだなと思っていたら…
うわあああぁぁ!
もはや元の絵がまったく分からないくらい変化してしまいました。
右端の筆者も正体不明の何かに侵食されていて、精神的に来るものがあります。
さっそくトラウマになりそうな作品が生み出されました…。
他の写真も試してみましょう。
沖縄で撮影した、トロピカルなかわいい花も…
「Digital Prism」で、何か病んでしまったような絵に。
では、自動車などの人工物はどうでしょうか。シンガポールのリトルインディアで見つけた、いかにもインドなバンです。
「Self Transforming Machine Elves」という、何だか凄そうな名前のフィルターを選んでみました。
意外と普通??
もともと派手な絵柄の場合は、変化は大きく感じないのかも知れませんね。
ただ、運転席ドアに描かれた仏様の顔がしっかり置き換わっていて、人工知能の仕事ぶりに感心します。
ルートビアの缶も、いってみましょう。
フィルターは「Digital Weave」。
うーん。
アーティスティックなポスター調、といえるかも??
わりと商品のデザインが維持されているように見えます。
最後に。
何の変哲もないグリーンの写真です。
見てはならないものが大量に追加されました!
もはや悪夢としか言いようがありません…
長時間やっていると、精神的に疲れてくる可能性はありますが、Googleのdeep dreamがもたらす、新しい視覚表現、一度試してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したdreamscopeは、フィルタを自分で選ぶことで、人工知能が認識する形状やパターンをある程度コントロールできるようです。
先ほどのルートビアの写真のように、ちょっとインパクトのあるポスター風の画像にしたりと、実用性がなくもないな、と思える結果も。
時間と(怖いもの見たさの)好奇心があれば、写真加工の手段の一つとして使ってみては…。
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