たくさん作るならこの方法!おしゃれな手書き風ラベルのキレイな作り方
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海外のカフェやスーパーマーケットを連想させる手書き風の英語ラベルを使うと、キッチンのボトル類や収納スペースをおしゃれに演出できます。作る枚数が少ないのなら、自分で一生懸命手書きするか、手書き風フォントで打ち出して切り抜くなどの方法で十分。ですが、もし作りたいラベルの種類・枚数が多い時は? なかなか大変な作業になりますよね。そこで今回はPCを使い、手書き風のラベルを大量に、かつキレイに作成する方法をご紹介したいと思います。
© Curioso Photography – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/57843888
個人利用なら、多くの手書きフォントが気軽に使える
おしゃれな手書き風フォントは、国内外のさまざまサイトで無料公開されています。利用条件は色々ですが、「商用利用はNGだが個人利用ならOK」という利用条件にしているものが比較的多いので、自宅のお部屋の雰囲気を演出するのには利用しやすいでしょう。
例えば、ラベルに合いそうな手書き風フォントはこんな感じ…
AMATIC
チェーン系インテリアショップの小物などに使われていそうな、どこか親近感のある手書きフォント。文字の形が縦長なのも、スペースの限られたラベルに印刷するのに向いていますね。
ampersand
しっかりした線で書かれていて、クセの少ない文字で使いやすい手書きフォントです。遠くから見た時の視認性も良さそうなので、ラベルに向いていると思います。
DOODLEPENLIMITED
子供の落書きをイメージした手書きフォント。このフォントはやはり、子供もおもちゃ収納に使ってみたいですね。
実はフォントのインストールも簡単
ダウンロードしたフォントファイルをOfficeソフトやデザインソフトなどで使えるようにする操作は、実はとても簡単です。
WindowsでもMacでも、フォントファイルを一度開いて、「インストール」をクリックするだけです。処理が終わると、Wordなどで入手した手書きフォントを指定できるようになっています。
まずはラベル用紙を用意する
手書き風ラベルの量産には、Officeソフトとラベル用紙を使います。
ラベル用紙は市販の事務用ラベルで大丈夫ですし、水回りで使うのであれば防水タイプのものもおすすめです。
WordとExcelでラベル作成。手順は一度覚えればOK
使いたい手書きフォントをインストールしてラベル用紙を用意したら、Officeソフトを使って印刷用データを作ります。一見複雑な手順に見えますが、一度やりながら覚えれば、そんなに難しくはありません。
作りたいラベル内容をExcelで一覧に
まず、作りたいラベルをExcelに入力していきます。この例では「キッチン」と「おもちゃ」でジャンル分けして、フォントも別々のものを割り当てたいので列を変えましたが、1種類のフォントでいい場合は何も考えずに1列に入力していって構いません。
(同じラベルを複数作りたい場合は、項目を必要な数だけコピーして入力しましょう)
一覧にするのはラベル印刷のために必要なステップの一つですが、最初に必要なラベルを入力しておくことで、あとで足りないものに気づいて印刷し直すというロスも防げるので、結果的に作業効率も良くなるはずです。
Wordの「差し込み印刷」機能を使う
Excelのデータを保存したらWordを立ち上げ、メニューの「差し込み印刷の開始」をクリック。
最初に「文書の種類」を聞いてくるので、「ラベル」を選択して「次へ」をクリック。
次に、用紙とのマッチングを行うため、[ラベル オプション]をクリックします。
「ラベル オプション」ウインドウが開くので、用意した用紙と同じメーカー・型番を選択します。
A-ONEなど主要メーカーの製品はひととおり対応しているようです。選択を実行すると、ラベル用紙に合った罫線が自動で作成されます。
次に進むと「宛先の選択」ステップになります。ここで、「参照」をクリックして先ほど作成したExcelのリストを呼び出します。
「差し込み印刷の宛先」ウインドウで印刷するラベルのデータを取捨選択したり絞り込んだりできるのですが、ここでは入力したデータを全て印刷するので、そのまま「OK」をクリックします。
次の「差し込み印刷」ステップで、実際にラベルに印刷するデータ列を選びます。[差し込みフィールドの挿入]をクリックして…
作成した「キッチン」列を選んで挿入します。
ラベルに挿入された《キッチン》を選択し、フォントを指定します。ここで、入手した手書きフォントを指定してサイズを大きくし、文字がラベルの中央に来るように揃え方向を調整します。
(次のステップ「ラベルのプレビュー表示」に進むと、入力した実際の文字列で仕上がりを確認できます。そこで状態を確認して再調整すると良いでしょう)
フォントとサイズ・位置をおおまかに調整した状態です。この状態で「すべてのラベルを更新」をクリックすると、他の文字列のラベルにも同じフォント・サイズ・位置が適用されます。
最後のステップ「差し込み印刷の完了」に進んだら、 [各ラベルの編集]をクリック。印刷用のWordファイルが開きます。
印刷前に全ラベルのレイアウトをチェック
印刷用ファイルができたら、全体を見渡して文字の並びがおかしくないかチェックします。
この画像では、一部のラベルの文字数が多すぎるため2行目に文字がはみ出してしまっています。このようにおかしなところがあれば、個別に調整していきます。
同じ手順で、[おもちゃ]列のラベルも別のフォントを当てて作成します。
出力して、印刷ミスがないか確認する
最後に、ラベル用紙をセットして印刷し、確認します。
最初にラベル用紙とのマッチング設定をきちんと行えば、まず印刷ミスをすることはないのですが、ラベルの端まで文字が来ている場合は、ラベル用紙の外に文字の一部がはみ出す可能性もあります。そうしたミスがないかどうかを印刷直後にチェックしましょう。
問題がなければ、ボトルや収納にどんどん貼っていきます。
当ブログの過去記事「インテリアのデコレーションや収納にお洒落で可愛い無料のラベル!」でも、整理整頓に便利でおしゃれな無料素材をご紹介していたのですが、大量にラベルを作りたい時はやはり印刷技術を上手に使いこなしたいところです。
今回ご紹介したテクニックは本来、大量の郵便物を発送するための宛名ラベルを作成するための事務的スキルに過ぎません。しかし、おしゃれな手書きフォントを使いつつも、精度が高く統一感のあるラベルを大量に作りたい時にはかなり応用できるテクニックです。お部屋の整理整頓と一緒に雰囲気も変えたい時に、ぜひチャレンジしていただければと思います。
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