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作り方・コツ

人の目を引きたい!「オリジナルのぼり旗」デザイン発注のコツ

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道をゆく人や車に向けて、お店や商品などをアピールする「のぼり旗」。既製品の旗を使うととても安くできるのですが、オリジナルのデザインでもっと目を引きたい時はどうするか? 今回は、デザイン案づくりと発注のコツについてご紹介します。

※トップ画像クレジット:
© kurosuke – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/117540549

「遠くから見ても伝わる」が基本

日本では店舗やイベントなどのサイン広告にのぼり旗がよく使われています。看板をつくって設置するよりは低コストで、配置換えや中身の入れ替えも比較的簡単なのが利点です。

例えば、自動車を運転していると…ん?

黄色いのぼり旗が大量にはためいています。あれは何だろう?

「カツ丼だ!」
と、このように遠くから人の注意を引きつけて、集客につなげるわけです。この写真のぼり旗は駐車場の敷地の外周に沿って大量に立てられているもので、数の面でもインパクト抜群です。
もし、もっと近づかないと気がつかないようなデザインでは、車はあっという間に通り過ぎてしまい、お客さんが来店するチャンスを逃してしまいます。遠くからでも人の注意を引きつけることが、のぼり旗のデザインの基本になるというわけです。

では、遠くから見ても目につきやすいのぼり旗のポイントは何か? いくつかご紹介します。

目立つ色を使う

先ほどの写真のように、鮮やかな黄色の旗はとても目立ちます。彩度の高い色を下地に選ぶと、中身は分からなくても、遠くから見て「あ、のぼり旗があるな…」と分かるものです。

但し、濃い青や緑などの色は、夜間の場合は街灯の明かりがあったとしても見えづらくなる、という弱点もあります。

伝えたい言葉や絵柄を大きく配置する
次に、のぼり旗に載せる文字や絵柄をできるだけ大きく配置するのがポイントです。

この写真の例では、シンプルに季節限定メニューと価格にしぼった内容になっています。
人や車はのぼり旗の前を一瞬で通り過ぎていってしまうので、のぼり旗で伝えられる情報量には限りがあります。せいぜい、商品名や価格、お店の名前など、1~2項目程度でしょうか。

寺社仏閣にあるのぼり旗だと、「南無阿弥陀仏」とか祭神の名前だったりと、きわめてシンプルです。

こちらのコンビニののぼり旗は、文字ではなく写真を大きく見せています。もはや文字情報は割り切って、冷たいスイーツの写真で人の目を引く作戦と言えそうでね。

夜間でも見えやすい色は?

さて、先ほど「濃いめの地色の旗は夜間になると見えづらい」と説明しましたが、夜間の街灯やお店の明かりでも見えやすいのぼり旗の色は何でしょうか。

このように、お店の明かりを透過するような旗だと、夜でも内容が読み取りやすいです。薄めの色を使うか、あるいは透過性のある材質を選ぶなどして工夫すると良いでしょう。

コンセプトづくりから発注まで

さて、オリジナルののぼり旗を作りたい時、最初にどのようにして案を作っていけばいいのでしょうか?
また、業者に発注する時に気をつけるべき点は?

興味を持ってもらう「きっかけ」を考える

コンセプトづくりのヒントになる考え方を一つご紹介します。
それは、無意識に見た人にも興味を持ってもらう「きっかけ」を考えることです。

先ほどご紹介した「カツ丼」ののぼり旗の例で考えると、

(1)運転していてお腹が減っている時に、向こうの方に大量の旗が見えてくる

(2)「何だろう?」と思って近づくと、「カツ丼」の文字が目に飛び込んでくる

(3)カツ丼を食べたいと思っていたわけではないけれど、むしょうに食べたくなってくる(この間、5秒くらい)

(4)入店

このように、集客につながるまでのシナリオを考えながら、どんなのぼり旗がよいか考えてていくと良いでしょう。

他にも例えば、

・「一つ買うともう一つもらえる!」→「え、何が?」と思わず二度見したくなる
・「中華そば 限定特価180円!」→「安っ! でも具がほとんど無いんじゃないの?」

など、とにかく興味を持ってもらえればのぼり旗の目的は半ば達成したようなもの。お客様の心理を想像して、イメージしてみて下さい。

設置数を決める

のぼり旗を発注する際は、設置数もきちんと考えましょう。
のぼり旗単体で伝えられる情報に限りはありますが、同じのぼり旗を複数立てることによって、繰り返しによる伝達効果が期待できます。

掲載情報は絞り込もう

のぼり旗に掲載する主な情報としては、

1 文字
2 写真・イラスト
3 お店の名前など

などが考えられます。
ですが、先ほど説明したように、一瞬で伝えられる情報には限りがありますので、載せる情報はシンプルに絞っていくことをおすすめします。
そして、情報量を絞ることで、文字や写真を大きく載せることも可能になるのです。

比較用の作例を3つ用意してみました。

A→B→C の順に、情報を削ぎ落としています。

Aの段階では、見出し、写真、価格、店名をなるべくバランス良く配置しています。伝えたいことは全部入っているのですが、果たしてこれで、遠くの人の興味を引くかどうか?

Bでは「開催中!」の文字を取って価格を大きく載せました。
ただ、上部にあった「7/31まで」の文字も取ってしまったので、期間限定である旨が伝わりません。

そこで、Cでは思い切って、下部の店名をまるごとカット。見出しを最大限に大きく載せることができました。期日についても最低限、「今だけ680円」として情報を補いました(お店の前に立てる旗なので、店名はなくてもいいや、という考え方です)。

いかがでしょう?
このように興味を引く情報と、最低限必要な情報に絞ることで、デザイン案をブラッシュアップしていくことができるのです。

デザイン案は実際の縦横比で作ろう

一般的なのぼり旗のサイズはだいたい、天地180cm x 左右40~60cm のものが多いようです。

デザイン案を業者さんに渡して、データ作成から依頼する場合には、その縦横比の枠内に収まる形でデザイン案を作成しましょう。

のぼり旗の印刷・制作を請け負う業者さんのいくつかは、Webサイトでテンプレートファイルを無料で提供しています。

この画像は、「のぼりインターネット」さんの提供しているテンプレート。枠内に収まるように文字や画像を配置することで、デザイン案の内容がスムーズに伝わりやすくなります。

もちろん、印刷用の完全原稿データを業者さんに渡して、印刷だけを依頼することもできます。その場合、データ形式はIllustratorがほとんどです。
(Excel形式で受け付けてくれる業者もありますが、データの修正が発生する可能性がありますので、業者さんのサイトで注意事項をしっかり確認しましょう)

旗以外の資材も忘れずに発注

また、締切が近い場合は特に注意したいのですが、旗以外にポールや土台など、のぼり旗を立てるための資材も注文するのを忘れずに。

のぼり旗は一度作ったらずっと使い続けなければならない、ということはありません。季節によって雰囲気を変えたり、キャンペーンごとに作ったりと、柔軟な運用ができるのが強みです。
ぜひ、いろんなアイデアをデザイン案にしてみて、個性的なオリジナルのぼりを作っていただければと思います。


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
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