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作り方・コツ

大きなサイズでも大丈夫。夏祭りのポスターをPCで簡単に作る方法

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梅雨が明ければ本格的に始まる夏祭りシーズン。地域の町内会やサークル、職場などで夏祭りのポスター制作を依頼され、「デザインの経験はないし、専用のソフトも持ってない…」と、お困りの方もいらっしゃると思います。今回は、夏祭りのポスターを簡単に作成でき、A3サイズ以上の大きなサイズも印刷できる方法をご紹介します。

■テンプレートを使えば簡単

ポスターをデザインするの最も簡単な方法の一つは、無料で公開されているテンプレートを使うことです。あらかじめ綺麗にレイアウトされた画像や文字を入れ替えるだけで、手軽に美しいポスターを作ることができます。

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入手しやすく使いやすいのは、マイクロソフトの「Office活用情報サイト」のテンプレート。夏祭りのテンプレートは、祭りと盆踊りの2種類のデザインを収録。Powerpointで編集できます。

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使い方の説明もついていて、とても親切です。
これを使って、実際にポスターを作ってみましょう。

■掲載すべき情報を整理しておく

いきなり作業を始める前に、まず、ポスターにどんな情報を載せる必要があるのか、開催要項を確認して整理しておきましょう。
整理する際に、PCのメモアプリやWordなどの文書作成ソフトを使って、実際にポスターに入れるテキスト原稿を作ると効率的です。

夏祭りの案内ポスターに必要な情報は、例えば、
・祭りの名前、開催年度(平成○○年度 など)
・開催日程、時間
・開催内容(神輿・山車などの行列、盆踊り、花火打上など)
・関連イベント(特設ステージでの公演やワークショップなど、ピンポイントの出し物)
・祭りの主催団体(協賛・後援などがある場合も)
・会場までの案内図
といったところでしょうか。
ほかにも、「当日は周辺道路で交通規制があります」「駐車場はありませんのでお車での来場はご遠慮下さい」といった注意事項があるなら、忘れずに入れるようにしましょう。

■人の目を引きつける写真を使う

ポスターデザインで重要なポイントは、遠くからでも人の目を引くようなビジュアルです。そのために最適な写真やイラストなどを選びましょう。ひと目見て「あ、祭りをやるんだな」とわかるものが望ましいでしょう。
前年の祭りで撮影した写真から選ぶのがてっとり早いのですが、祭りのモチーフとして分かりやすいのは、神輿(神輿)、花火、屋台、浴衣、金魚すくいといったところですが、見た瞬間にインパクトのある、写りの良いものを選ぶと良いでしょう。

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サンプル写真として、神輿行列の写真を用意しました。ダイナミックな感じに撮れているので、ポスターになった時に、人びとの注目を集めてくれるかも知れません。

前年の写真がない場合は、ストックフォトも利用して、イメージ写真を入手するという手があります。フォトリアなどのストックフォトサイトでは、比較的低価格で高品質な写真やイラストを入手できます。

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キーワードを入れて検索し、さまざまな検索フィルターで絞り込むことで、欲しい画像素材を探して購入できます。詳しい使い方は、こちらの記事を参考にして下さい。

■レイアウトする

それでは、テンプレートファイルを開いて、作業してみましょう。
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まず最初に、メインの写真を入れ替えるところから着手します。

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写真を右クリックして、「画像の変更」を選択。

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先ほど用意した画像ファイルを読み込みました。用紙全体よりもやや小さめにレイアウトされてしまったので、適宜、サイズや位置を調整します。

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「夏祭り」の文字の下の、ひし形のオブジェクトのせいで、写真の神輿が見えづらくなっていたため、このオブジェクトを削除しました。

次に、文字部分を書き換えていきます。
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まずはサイズの大きなタイトル部分から。
ここの文字も、クリックして選択すると打ち替えることができます。写真の神輿が見えるよう、打ち替えた上で右寄せにしました。

この例のようにタイトルを2行にする時は、元の文字をコピー&ペーストで複製して打ち替えて、サイズを調整するとよいでしょう。

次に、詳細情報も先ほど用意したテキストと差し替えます。
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開催日時のところは、写真と重なったままだと見づらくなってしまうので、背面に半透明のグレーを入れました。
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その手順はこんな感じです。
テキストボックスを右クリック→「テキストボックスの書式設定」→「塗りつぶし」で、背景色と透明度を設定します。

右下のボックスは、地図か写真を入れる想定で作ってありますので、今回は地図を入れてみましょう。
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インターネット地図やPCの地図アプリなどで、載せたい場所の地図を表示させ、スクリーンショットを取ります(今回用意した地図はダミーです)。
ボックス内のアイコンをクリックして、取得したスクリーンショットのファイルを選択。地図が読み込まれます。

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地図を載せただけでは、道順がわからない人も出てくると思いますので、左側のテキストボックスに入っている会場名から線を引っ張って、地図上の会場の位置を指し示すようにしました。
「ホーム」タブの「図形」から直線と円の図形を選んでそれぞれ配置し、サイズや色を調整しています。

■出力して確認

完成したら、出力して確認してみましょう。
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少し離れて見た時の印象や、文字・写真のバランスなどを感覚でチェックします。
違和感がある場合は調整を行い、再度出力して確認しましょう。

■大きなサイズで印刷したい場合は?

例えば、自宅のプリンタがA4サイズまでしか対応していないけれど、ポスターはA3サイズで印刷したい…といった場合、複数の紙に分割して印刷し、貼り合わせて大きなサイズのポスターにする、という方法があります。

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まず、「ファイル」のメニューで、「Adobe PDFとして保存」を選択し、スライドをPDFに変換して保存します。

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そのPDFをAdobe Acrobat Readerで開き、印刷メニューから「ポスター」を選択。
複数の用紙に分割して印刷できるようになります。元のデータはA4サイズで作成されていますので、「倍率」で拡大率を設定します。

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A4からだと、133%くらいにすると、A4用紙2枚分いっぱいに分割印刷でき、貼り合わせてA3サイズ相当のポスターにできます。
それ以上拡大率を上げると、3分割、4分割…といった具合に、自動で面付けをして調整してくれますので、試してみて下さい。

このように、目的に合ったテンプレートが入手でき、基本的な手順と注意すべきポイントを押さえておけば、大きなポスターも簡単に作ることができます。デザインの経験や知識がなくても、恐れず気軽にチャレンジしていただければと思います。


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
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