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紙とデジタル、どっちがいいの?未来に役立つ「日記」の保存法

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今回は日記の話題です。といっても、子供の夏休みの宿題に出される日記のことではなく、大人が書く日記のことです。自分自身を客観的に見つめ直したり、悩み疲れた心を癒したりと、大人にとっての日記はさまざまな効果が期待できますし、困難な時期にふと読み返すと、自分自身の言葉に励まされることもあるかも知れません。ですが、実は後々まで困るのが「日記の保存方法」です。気をつけたいポイントをご紹介します。

※トップ画像:
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皆さんは普段から日記を書いていますでしょうか?
子供の頃の日記というのは、だいたい日々の生活で面白かったこと、旅行やお出かけなどのイベントで楽しかったこと、嬉しかったことなどを書くケースが多いと思います。

では、大人の書く日記はどうか?

筆者も社会人になってから日記をよく書いてきましたが、切れ目なくずっと続けてきたわけではありません。

ではどんな時に日記を書いていたかというと、筆者の場合は「人生の困難に直面した時」。仕事や生活がしんどい時期であればあるほど、熱心に日記を書く傾向でした。


© hanack – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/166008634

書いていた当時は意識していなかったと思いますが、何年も経ったあとで読み返して見ると、困難な時期にどんな感情を抱いていたか、問題をどう捉えているか、どう解決しようと考えていたかなど、当時の自分を客観的に振り返ることができます。

筆者の場合はそうした記録から、自分が失敗に陥りやすい思考パターンを見出したり、決断に迷った時に何をよりどころにするかのヒントを見つけたりして、過去の日記が後で役に立つという経験を何度もしています。

大人の日記は「より良い明日をつくるため」

大人になると、日々の生活は楽しいことばかりではなくなり、悩みごとやつらいことも増えてきます。
それでも、その日その日にあったこと、感じたこと、考えたことをありのままに残していくことは、後々思わぬところで役に立つ可能性があるのです。

つまり、日記を書くことはただ思い出や記憶を残していくだけでなく、より良い未来のために役に立つ行為ともいえるわけです。

もちろん、どう役に立てるか、どんな情報を残すかは人それぞれだと思いますが、SNSやブログのように自分以外の誰かに読まれる媒体では書くのを控えるような内容でも、「自分自身のため」という目的を意識して偽りなく書いておくことが大切になるでしょう。

「書くこと」そのものが癒やしにも

そうして、自分の素直な心境や考えを集中して書き留めることで、複雑にからまった考えや感情を整理できますし、書くこと自体が気分転換となり、自分の心を癒してくれる効果も期待できます。

(筆者の場合、日記を書くことがある種の精神安定剤になるようで、そのためしんどい時期になると熱心に日記を書いていたように思います)

紙に書くかデジタルで残すか…それとも両方?

さて、日記といえばかつてはノートや専用の日記帳、手帳など紙の冊子に手書きするものでした。現在でも、長期保存に適したしっかりした造りの日記帳や「三年日記」といった立派なものまで売られています。
一方、現在ではPCやスマートフォンを使って、デジタルデータとして作成したり、Webサービスを使ってクラウド上に日記のデータを保存することも可能です。

自分のために書きためていく日記の場合、どちらを使うのが良いのでしょうか…?

紙の保存性は抜群、だが保存環境にご注意を
紙のノートや手帳などに手書きする場合、手書きの時間と手間はかかりますが、残された日記は世界に一冊だけの「宝物」。最近は長期間保存していても変色しにくい紙を使っている製品も多いので、適切な環境で保存すれば10年後、20年後も問題なく読み返すことができます。手書きの日記帳は、やはり未来に役立てるのに有力なメディアといえるでしょう。

ただ、家族にも見られたくない秘密の内容を書いた日記だと、隠し場所に悩むという問題はありますが…。


© taa22 – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/166088363

手書きの日記で特に気をつけたいのは、前述の「適切な保存環境」です。
筆者はこれで失敗したことがあるのですが、ページを使い切った日記帳やメモ帳を段ボール箱に入れて、押し入れの奥底に入れっぱなしにしていたために、革製あるいは樹脂製の表紙にカビが生えてしまいました。

さらに湿気の高いところに放置していると、中身にもカビが生えたり、紙と紙がくっついて内容が読めなくなったりと、深刻な被害につながる恐れも。

長期保存をする場合は、湿気のあるところを避けるか乾燥剤を入れて保管し、定期的に取り出して状態をチェックするようにしましょう(そのついでに読み返すことで、過去を振り返る機会にもなります)。

利便性ならデジタル。普段から管理をしっかりと

一方、デジタルの場合の強みは、「どこにいても書ける」こと。
日記を書く時というのは、自分の思考に集中できる環境が必要ですが、例えば、家に帰ると子供のお世話をしなければならず、かえって自分の時間が全く取れない…という方も多いと思います。

通かさばるノートや日記帳を持ち歩かなくても、通勤や昼休みなどのちょっとした自由時間に、スマートフォンなどでさっと入力できるのは便利ですし、Googleドライブ、Dropbox、Evernoteなどのサービスを使ってクラウド上にデータを保存しておけば、どこにいても時間ができた時に日記を書くことができます。

特に、Evernoteの場合はアイデアなどを記録することを重視したサービスだけあって、日記にも最適な使い勝手です(PC、スマートフォン、タブレットそれぞれのブラウザまたはアプリで利用できます)。

文書にタグづけをして分類したりできるので、期間やテーマなどで日記を分けて書いておき、あとで整理することも可能です。

検索機能はやはり便利
デジタルで作成した日記のもう一つの強みは、検索機能が使えること。紙の日記では記憶に頼りながらぱらぱらと冊子をめくって必要な記録を探す必要がありますが、デジタルであれば物事や人名などのキーワードから素早く絞り込んでいけます。記録を読み返して役立てる時に、威力を発揮するわけですね。

常に情報の管理に気をつける必要も
便利な点が多い「デジタル日記」ですが、紙の日記にはない心配事もあります。

貴重なデータにアクセスできなくなったり、誰かに盗み見られてしまう…といった事態を防ぐために、普段からIDやパスワードなどの情報を厳重に管理しないといけませんし、
操作を誤ってデータを削除してしまったり、古いデータで新しいデータを上書きしてしまったりと、ミスによる消失の危険もありますので、定期的にバックアップをとるなど、普段から情報の管理に注意する必要があります。

長期的には、データをクラウドサービスに保存したまま放置しているうちに、そのサービスが終了してしまう、といったケースも考えられます。自宅のPCや外付けHDDにバックアップを取ったとしても、製品の寿命が来ればデータは失われてしまいます。

もっとも確実な方法は、定期的に日記をプリントアウトして、紙の状態でも保存しておくことです。やはり保存環境には注意が必要ですが、万が一データが失われても、大切な記録を10年20年と残していくことができます。

日記は「終活」に関わってくる可能性も?

自分自身の未来のために残していく日記ですが、もし自分がいなくなってしまったらどうなるのか…と考えたことはありませんか?

普段から、家族に見られても問題ない内容を書いているのであれば心配は少ないのですが、日記のなかに家族にも言えない秘密や、相続トラブルの原因になるような内容などが書かれている場合、最後の瞬間まで不安を抱えることになります。

将来、高齢になった自分が病気で入院して「もしもの事態」を意識し始めた時に、「紙の日記の隠し場所などが気になってくるけれど、見舞いに来た家族には言い出せない…」といった状況が心配なら、日記を処分するタイミングやその方法も考えておいた方が良いかも知れません。このあたりは「終活」あるいは「デジタル終活」にも関わってくる問題ですので、大人といってもまだ若いうちは強く意識しないと思うのですが、将来どこかで必ず「決断」が必要になるということは心に留めておいた方が良さそうです。


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
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