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今こそアナログゲーム!我を忘れて楽しめるカードゲームのすすめ

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最近では子供も大人も、誰もがスマートフォンゲームに熱中する姿を見かけるようになりましたが、その一方でアナログなカードゲームも、「人狼ゲーム」がテレビで取り上げられたこともあって、大人の間で熱いブームが続いています。最近、新作カードゲームを体験できるイベントに参加したのですが、我を忘れて楽しめるくらいの経験をしましたので、ご紹介したいと思います。

そもそも、カードゲームって何?

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ここでいうカードゲームとは、トランプを使ったゲームではなく、そのゲームのために専用に作られたカードや道具を使ったテーブルゲームの一部(トレーディングカードゲームではありません)。
世界的にプレイされている名作ゲームや新作ゲームがドイツで作られていることから、「ドイツゲーム」と呼ばれるテーブルゲーム群に含まれるものと考えることができます。

ここ日本でも、多くのクリエイターがオリジナルのカードゲームを発表し続けています。そうした発表の場の一つとして、「ゲームマーケット」が知られています。知らない人にとっては想像できないかも知れませんが、日本でもカードゲームは熱い愛好者がたくさんいるのです。

人気の「人狼ルーム」でさまざまなカードゲームを体験

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カードゲームの案内をする、スギオカカズキさん(左奥)と、人狼ルームの渡部まろうさん(右奥)

さて、今回参加したのは、東京の「人狼ルーム秋葉原」を会場に、数々のオリジナルカードゲームを発売している「青い街」のカードゲーム体験会。

(「青い街」代表のスギオカカズキさんは、当ブログのシンボルアートの体験記事に登場いただいています)

この人狼ルームは、普段は「人狼ゲーム」を楽しむスペースで、軒並み満員になるほどの人気なのですが、貸し切り利用も可能なほか、テーブルゲームに関するさまざまなイベントも開催しています。
この日は「ドイツゲームナイト」と題し、作者のスギオカカズキさん本人を招いて、「青い街」の新作ゲームを体験できるイベントです。筆者も、スギオカさん以外は全て初対面の方ばかりの場に入って、ゲームをプレイさせていただきました。

探り合い、弾む会話、協力プレイ…打ち解ける仕掛けがいっぱい

まずは、人狼ルーム系列店でも人気の、「GRUND」「PAAR」「UNGERADE」などのゲームを体験しました。

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ドイツ語で「奇数」を意味する言葉でもある「UNGERADE(アンジェレイド)」。伏せられたカードをめくって、同じ数字が2枚そろうとポイントを入手できるという神経衰弱のようなゲームですが、自分の手札から意図した数字のカードを伏せて置いたり、他のプレイヤーの場のカードをめくって妨害したりと、さまざまな戦術を使ってプレイします。

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マフィアのボス(親)とメンバー(子)の結束を確かめる儀式をモチーフにした「GRUND」。
1人が親となり、他のプレイヤーの手札のうち「白」(忠誠)が多いか、「黒」(裏切り)が多いかを当てていき、カードを開示した結果によってポイントが加算されるというもの。

相手の嘘を見抜くか、あるいは信じるかなど、会話を通じたさぐり合いは人狼ゲームに通ずるところがありますね。

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「PAAR」は、一人では上がることができないのが大きな特徴です。
同じ数字を4つ揃えるか、同じマークで4つの連番を揃えた時点で上がりなのですが、3枚揃った時点で宣言をし、上がりのカードを持っている人がいないかを全員に問います。上がりカードを持っている人がいたら、2人そろって上がり。いなければ宣言者は失恋となり、山札から新しいカードを取ってやり直しになります。

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こちらは、最近作られたという「幸せな時間」。
親が「過去」「現在」「未来」にあった(ある)いいことを話し、子はそれぞれについて、親が一番幸せと感じているものの順位を予測して投票するというもの。
勝敗をつけるというのではなく、コミュニケーションを楽しむのが目的のゲームですが、こうしたトークが目的のカードゲームも、世界には多くあるようです。

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楽しかった過去の思い出など、とても話が弾みます!
人と人がテーブルを囲んで、リアルにやりとりしながら遊ぶというのは、ソーシャルゲームとはまた違った楽しさがありますね。
「PAAR」のように、2人1組でないと上がれないゲームは、初対面の人と仲良くなれるチャンスがたくさんできそうです。

複雑な駆け引きに熱くなる、新作ゲーム「時の祭壇」

この日の目玉はこちら、新作ゲーム「時の祭壇」です。
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「時の祭壇」は、時間のイメージと願い事をテーマにしたカードゲーム。1人につき1つのカードセットを使います。この日はさまざまなデザインのカードセットが用意され、各自好みのものを選んで使用しました。

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自分の場に3h、6h、15hの札を置き、自分の山札から7枚を取って手札とします。

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誰かの山札がなくなった時点でゲーム終了、持ち札の数字の総得点が一番多い人が勝つというルールですが、カードセットに2枚だけ入っている「願い事カード」を持っていると、総得点が2倍あるいは5倍になるのです。ゲーム終了時にこのカードを手札に持っているかどうかが、勝利のカギになりますね。

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また、「18h」「6h」のカードも重要。これらのカードを自分の場に出しておくと、18hの場合は他のプレイヤーの手札を、6hの場合は他のプレイヤーの山札からカードを引くことができます。こうしてライバルを妨害したり、相手のいいカードを自分のものにするチャンスができるわけですね。

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ゲーム終盤の筆者の手札。おそらく他のプレイヤーの手札も高得点のものが集まっているはずです。ここでゲーム終了になればかなりスコアは伸びそうですが…。

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ゲーム終了時の筆者のカードです。願い事カードを奪われてしまい、結局スコアは伸びず負けてしまいました…。

でも、この「時の祭壇」はとても面白い!
お互いの場のカードや捨てられたカードから、それぞれの手札や山札のカードを予測し、攻めるか逃げ切るかの戦略を考える…なかなか頭が熱くなって集中できるゲームでした。

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我を忘れて楽しんでしまった「時の祭壇」ですが、実はこれ、自分だけのオリジナルカードセットを注文することもできるのです。
自分の愛着ある写真やイラストなどをモチーフにしたカードを持ち込んで他のプレイヤーと戦えば、より気持ちが入って熱中できそうですね。

「今はオンデマンド印刷を使って、気軽にオリジナルカードを作ることができるのです。自分だけのカードを持って戦わせるという、トレーディングカードの要素も取り入れているんです。かなり時間をかけてルールを作りこんだゲームなのですが、何人でもプレイできるのもいいところですよ」とスギオカさんは話します。

カードゲームの魅力は「誰もが純粋に楽しみ、仲良くなれること」

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この日、たっぷりとゲームを遊んで、筆者も他のプレイヤーとすっかり打ち解けることができました。各自の戦い方のクセやおしゃべりなどを通じて、お互いの人となりがよく分かる点が大きいと思います。

考えてみれば、人が集まって交流するだけなら、飲み会やセミナーなどでもいいわけですが、カードゲームを楽しんでいる人たちは、仕事や社会的地位といったことについて話をすることはきわめて少なく、ほとんどの人が純粋にプレイヤーとしてゲームに熱中しています。

1人の人間として、お互いに仲良くコミュニケーションを取りながら、ゲームの時間を純粋に楽しむ。カードゲームの醍醐味はそういったところにあるように思えます!

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プレイヤーを虜(とりこ)にする数々のカードゲームを生み出しているスギオカさんは、そのようにプレイする人の楽しさを考えてゲームを設計しているのでしょうか?
「まず、上がった時にどうなったらいいかな、というところからコンセプトやルールを考えることが多いですね。いつかは、自分でオリジナルのカードゲームを作るワークショップなどをやってみたいですね」

今回、スギオカさんと一緒に案内役をしていただいた人狼ルームのゲームマスター、渡部まろうさんは次のように話します。
「テーブルゲームの新作は、全世界で年間800点以上も発表されているんです。人狼ルームは皆が気軽にゲームを楽しめる場所であるために、ゲームマスターがきちんとコーディネートするのが特徴です。いいゲームをより多くの人にどんどん紹介していきたいですね」

カードゲームはたった1人では遊べないもの。それでも、「人狼ルーム」のようにゲームマスターがいるスペースに出かければ、イベントを終えて帰る頃には、「また遊びましょうね!」と、再会を楽しみにするゲーム仲間ができていることでしょう。アナログゲームの魅力、あなたも体験してみませんか?

●人狼ルーム
http://game.cotori.net/jinro_room/

●青い街
http://aoimachi.net/

※8/22追記:「青い街」では、毎月第4土曜日(または日曜日)に、川崎市内で「時の祭壇会」を開催する予定。8月28日(土)は定員となりましたが、9月以降も開催予定ですので、上記URLから情報をチェックして下さいね。


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
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