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和紙、ロウ引き袋、米袋…今また新しい、日本の紙の魅力と活用術

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今回の記事は「紙」の話題。といっても印刷に使う紙ではなく、和紙やロウ引き紙といった、日本人にとってなじみ深い「紙」のお話です。古くから日本人の暮らしに利用されてきた日本の紙がいま、生活のさまざまな場面で新しい形で活用されています。その魅力と使い方についてご紹介します。

※トップ画像クレジット:
© chris – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/141301847

▪️小津和紙さんで和紙の魅力に触れてみよう!

東京日本橋にある小津和紙さんは、日本の全国の和紙を取り揃えているお店です。
書道用紙、日本画、水墨画、版画、ちぎり絵、押し花、絵手紙、仏画、写経用紙など多くの紙を取り扱っているので和紙を探している人にはおすすめ。

小津史料館を同ビルの3階に併設し、日本伝統文化である和紙の歴史を知ることもできる場所で、外国人も来る観光スポットとしても知られています。

(出典:http://www.ozuwashi.net/index.html

手漉き和紙体験もおすすめ
手漉き和紙の製作工程を実際に体験できるという、珍しいワークショップもあります。A4判の和紙を500円から作ることができ、完成した和紙は当日持ち帰ることができるそうです。

(出典:http://www.ozuwashi.net/index.html

家族でお出かけの際、「紙を作る」という体験をお子様とご一緒にいかがでしょう? 詳細は手漉き和紙体験工房のページをご覧ください。

●手漉き和紙体験工房
住所:東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル1階

和紙でできた文字盤の時計

5月12日にシチズンより発売となる光発電「エコ・ドライブ」のモデルの文字盤になんと日本伝統工芸の手漉き和紙が採用されました。
昔から障子に光を取り込むために使われてきた和紙に着目し、土佐の手漉き和紙を取り入れたそう。和紙の温かみのある文字盤は、職人が作る手漉き和紙なので一つとして同じものがないのもまた魅力的です。


(出典:http://citizen.jp/news/2017/20170412.html

▪️冷蔵庫の整理やおすそ分けに、いろいろ使えるロウ引き紙

昔、魚屋さんで使われていた、底が六角形のロウ引き紙の亀底袋。水に強く使い勝手の良いロウ引き紙は魚を包む袋に最適で、今でも築地などの市場で実際に使われているそう。ロウ引き紙といわれるとピンと来ない方もいると思いますが、ワックスペーパーといえば馴染みがあるのではないでしょうか。


(出典:http://item.rakuten.co.jp/

そのレトロな風合いが魅力の紙・ロウ引き紙は、手作りお菓子をお裾分けしたり、インテリアにといろいろ使えるアイテムとして、じわじわと人気になってきているアイテムです。

乱雑になりがちな冷蔵庫の野菜室も紙袋を使えばスッキリ収納できるというアイディアも。

(出典:http://39.benesse.ne.jp/blog/1708/archive/92
ロウ引き紙の紙袋なら水漏れの心配もなく野菜の鮮度も保てておすすめです。汚れたらさっと拭いてまた使えるのもいいですね。

また、英字デザインのワックスペーパーなら、手作りお菓子をラッピングしてプレゼントするのにも良さそうです。

シーズン デザインワックスペーパー
(出典:https://www.amazon.co.jp/

また、お弁当のしきりや、サンドイッチを包むのにワックスペーパーを使うと簡単に、洒落た印象になりますよ。

Bag Craft ワックスペーパー
(出典:https://lohaco.jp/product/8200741/#1

築地場外市場のオリジナル商品開発のロウ引き袋も。企画、デザイン、製作管理までトータルで行っているそうです。
レトロさと今っぽさも持ち合わせたデザインで、家庭用にも欲しくなってしまいますね。

(出典:http://www.vectculture.com/tukiji/

(出典:http://www.vectculture.com/tukiji/
こちらのロウ引き袋は築地場外市場の総合案内所「ぷらっと築地」で購入することができます。

総合案内所「ぷらっと築地」
http://www.tsukiji.or.jp/walk/plattsukiji/

▪️いろんな用途にリメイクできる、米袋

そして今、じわじわと人気を集めているのが、私たちにも馴染みの深いお米の入っている米袋です。お米の袋はかなり丈夫に出来ているので、実はリメイクするといろいろと使えるのです。

米袋のサイズは小さいものでは5kg、そして10kg、30kgとあり、お米屋さんやホームセンターで入手可能です。100円ショップでも売っているところもあるそう。

▪️米袋リメイク ペーパーバッグ
ペンキで塗って、好きなイラストや文字をペイント。細々としたものを入れたり、子供のおもちゃ袋として部屋の片隅に置いておいても可愛いですね。

▪️プランツやドライフラワーのポットとしても。

リメイクしたりDIYは苦手という方にはペーパーバッグとしてこちらでも購入できます。
お米やさんが作ったというペーパーバッグは丈夫で、撥水加工もあるのでランドリーバッグとしても使えておすすめです。


(出典:http://item.rakuten.co.jp/r-otasuke/1510064/

和紙、ロウ引き紙、米袋、、どれも昔から日本の生活で欠かせないものとして愛用されてきましたが、今新しい用途やデザインを加え、注目されています。
新たな魅力を発見できる日本の紙、生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。


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田中 夏実

田中 夏実Writer

デザイナー、旅行(特にNY)、映画好き。 DIY、デザイン、ファッションや海外のクリエイティブ事情を 幅広くご紹介していきたいと思います。

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