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シンプルなデザインが支援広げた、一本松ビール・チャリティイベント

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先日の記事でご紹介した、東日本大震災被災地支援の「一本松ビール」のチャリティイベントが3月8日、東京都内で開催されました。3年目の「3・11」を迎えるにあたり、復興支援の輪をさらに広げるために企画されたものです。

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会場は、東京・渋谷にある「PIZZA SLICE TOKYO」。

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参加費は被災地への義援金に。クリエイターや企業関係者から、一般の若者や家族連れまで、たくさんの参加者が詰めかけました。

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イベント参加者は「一本松ビール」が飲み放題。がんこミルクスタウト(左)、つよいストロングエール(右)の2種類が選べます。このビールは、自家醸造のビールを提供する「ブルーパブ・パンゲア」さん(東京都品川区、閉店)の協力で、小林さんのレシピをもとに醸造されたものです。

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参加者にもれなく1個ずつプレゼントされた、一本松ビールのロゴ入りグラスでいただきます。甘みと苦みのバランスが程よく、深いコクもあり、クラフトビールらしい個性も感じられます。どちらもとても美味しくて、すぐにおかわりしたくなるのですが、2種類をハーフ&ハーフで混ぜて飲んでもまた美味です。

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イベント共催者のPIZZA SLICE TOKYOさんが提供する、ニューヨークスタイルのピザ。薄い生地にチーズとソースがたっぷり乗っていて、一本松ビールによく合う味わいです。

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美味しいビールとピザで、参加者同士、話が弾みます。

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今回のイベントを企画した、小林耕太さん。一本松ビールの活動を発案し、支援の輪を広げてきました。

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陸前高田市役所の海外広報ディレクターを務める、アミア・ミラーさん。
1年前から一本松ビールと地元の支援先の橋渡しを行い、今回のチャリティイベントにも駆けつけました。「3・11」直後にボストンから来日して以来、海外の支援者と陸前高田市の架け橋として活動されています。

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会場を湧かせるパフォーマンスなどの出し物も。京都を拠点に活動するパフォーマー・酒田慎吾さんのジャグリングです。

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最後はチャリティオークション。イベントの賛同者から寄せられた1点もののアート作品や、tokyobikeさんの自転車など、さまざまな商品が登場。落札金額も義援金として被災地に届けられます。

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写真家・デザイナー、アーティストなどの貴重な作品。入札のたびに会場が盛り上がりました。

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内容も成果も盛りだくさんのイベントですが、小林さん1人で全てを企画・手配したわけではなく、例えば「一本松ビール」の醸造に協力したパンゲアさんも、小林さんの友人の推薦がきっかけで実現したそうです。
「ビールで被災地に支援を」という思いが共感を呼び、仲間が仲間を引き寄せた結果といえるでしょう。

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最初に「一本松ビール」を作った時、ラベルのデザインをもっと豪華に、目を引くデザインにする方法もあったと思います。あえてそれをしないで、シンプルな一本松のモチーフにデザインした点はとても重要だと思います。
シンプルなデザインだからこそ、無理のない予算で制作でき、オリジナルグラスやTシャツなどのグッズにも展開しやすくなります。

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会場で受付を済ませると、手に押してもらえるスタンプも一本松ビールのシンボルマーク。これは受付のスタッフが自ら消しゴムを削って作ったそうです。
ビールを飲んだ人、イベントに参加した人、メディアで一本松ビールを知った人…あらゆる人がこのシンプルな一本松のシンボルで、被災地へのチャリティのイメージを共有できるのです。
小林さんがたった1人で始め、やがて多くの人に広がった活動ですが、そこにはとても上手なやり方があるんだな、と実感しました。

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会場に展示された、tokyobikeさんの自転車。イベント終了後、小林さんら有志が交代でこの自転車を3日にわたって走らせ、陸前高田まで義援金を届けに行きました。その様子は、イベントFacebookページで見ることができます。ぜひご覧くださいませ!


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
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