秋の地域イベントといえばこれ。「マルシェ・収穫祭」チラシ・ポスターの作り方
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秋の地域イベントで代表的なものの一つに、マルシェ・収穫祭があります。特に、農作物の収穫が豊富な秋の時期は、全国各地でさかんに開催されていますね。当然、宣伝物を作るニーズは相当あるはずです。今回は、マルシェ・収穫祭らしい雰囲気のポスター・チラシを簡単に作る方法をご紹介します。
まずは、マルシェや収穫祭のポスター・チラシの実例を見てみましょう。
全体的には、秋らしい配色で、ほんわかした休日のような雰囲気が特徴です。
「あおもりマルシェ」
(出典:https://aomori-marche.localinfo.jp/posts/933437)
緑・赤・黃と茶色は、さまざまな野菜の色や秋のイメージを表現するのに定番の配色ですね。落ち着きのあるテイストのイラストとあいまって、多くの人が想像する「マルシェ」の雰囲気が出ていると思います。
「上新庄マルシェ」
(出典:http://kamishinjyou.info/archives/768)
こちらは、大阪の街なかで開催されるマルシェのポスター。実際に出品される食材や商品の写真を沢山並べると、どんなものが手に入るのかが具体的にわかりますし、イベントに興味をもった方も「美味しそう!これ食べてみたいな…」と、期待が高まりますね。
「九州の食マルシェ」
(出典:http://kyushunoshoku.or.jp/news/leaflet-pdf/)
この実例のように、一つのメインビジュアルを大きく見せて、人の目を引きつけるデザインにするというやり方もあります。
ここでも、いろんな食材を盛り込むことで、イベントでの品揃えの豊富さや賑やかさ、そして豊作のおめでたい雰囲気まで表現することができます。
逆に、食材や食べ物、人やテントなどの具体的モチーフを使わず、インパクト重視のデザインもあります。
「kitokito マルシェ」
(出典:http://www.yamagata-ebooks.jp/eventbook/2318)
先ほど紹介した「マルシェらしい」配色そのものをモチーフに、一面を幾何学的なグラフィックで彩ったデザイン。思わず「何だろう?」と顔を近づけて見てしまいそうです。
インパクトは抜群ですが、掲載できる情報量やサイズはかなり限られてきます。そこはイベントの会場・日時など必要最低限の情報のみ、と割り切るか、あるいはチラシの両面印刷、パンフレット印刷などで、他のページにも情報を載せられる場合には有効な方法といえそうです。
1枚で目を引く写真・イラストを選ぶ
いくつか実例を見てきましたので、簡単な方法でマルシェのポスターを作ってみましょう。まず重要になるのは、ぱっと見た瞬間に人の目をひきつけて、かつ「マルシェだな」と直感的にわかる画像を用意することです。例えば…。
© Alexander Raths – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/118175816
色とりどりの野菜。なるべくバリエーションを豊かに揃えて撮影するか、ストックフォトサービスなどでクオリティの高いものをに入手すると良いでしょう。
(この写真のように、文字をレイアウトしやすい構図で撮られた写真もたくさんあります)
© aalto – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/67223248
パステルカラーのイラストは、やわらかい雰囲気を演出するのに最適。特に女性向けの効果が高いと考えられます。
このメインビジュアルは人びとに対するイベントの「顔」になります。集客効果という点で考えれば、この1枚で目を引きつけ、イベントへの期待を抱かせるものでなければなりません。あまりコストや労力を惜しまずに厳選することをおすすめしたいです。
実際に作ってみました
メインビジュアルを選んだら、実際に作ってみましょう。デザインの経験がある方は、Adobe Illustratorなどを使って作成していただければと思いますが、経験がなく、グラフィックソフトもお持ちでない方には、Officeのテンプレートをおすすめします。
マイクロソフトの「オフィス 活用総合サイト」で無料公開されているチラシ・ポスターのテンプレートのなかに、ちょうどマルシェ・収穫祭のチラシ テンプレートがありました。
(出典:https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=13360)
Powerpointで利用できるテンプレートです。キャッチフレーズ、タイトル、開催日時、地図などがあらかじめダミーでレイアウトされているので、実際の情報と置き換えるだけでデザインが完成します。
(出典:https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=13360)
同じテンプレートファイルにもう1種類のデザインも入っています。今回はこのテンプレートを使うこととして、掲載すべき情報を整理し、テキストを事前に用意します。
この例ではフォーマットに合わせて項目を立てていますが、適宜、必要な情報とその優先順位をつけてまとめましょう。例えば…
(1)イベントタイトルとキャッチフレーズ
(2)日程・開催場所
(3)会場案内図と注意事項
(4)目玉のイベント
(5)出品される食材や商品、または出展者情報
(6)チラシ特典 など
(6)はデザインというよりイベント企画についてのアイデアなのですが、チラシにクーポンや抽選券をつけるなどして、「チラシを持参するといいことがありますよ」とアナウンスするのも、より多くのお客様に来ていただくための工夫の一つですね。
実際にテンプレートに当てはめてレイアウトしてみましょう。
Powerpointでテンプレートファイルを開きます。
このまま、左下の楕円の枠に写真を2点入れてバリエーションを出しても良いのですが、やはり1枚のメインビジュアルでインパクトがあったほうが良いなと考えました。そこで…
タイトルまわりの円形は残しつつ、画像をごっそりと入れ変え、左下の画像枠は削除して「目玉イベント」を大きくレイアウトしました。
メインビジュアルは先ほどのストックフォトの写真素材を使って、豊富な収穫をイメージさせるように。
「抽選会」のロゴは、もう1種類のテンプレートのなかにあったものをコピーして流用しました。ぱっと見て、マルシェらしい雰囲気を感じられるでしょうか…?
実際のPowerpointの操作やデザイン作業に不安がある方は、当ブログの以下の記事を参考にしてみて下さい。写真の差し替えや細かい部分の調整など、具体的に手順を解説しています。
・大きなサイズでも大丈夫。夏祭りのポスターをPCで簡単に作る方法
https://www.ebook5.net/blog/design_summer_fes_poster/
・桜まつり・お花見のポスター、簡単に見栄え良く作る方法教えます!
https://www.ebook5.net/blog/sakurafes_poster/
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