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作り方・コツ

パワーポイントで時間をかけずに「伝わる」プレゼン資料を作るコツ

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こんにちは。今回はグラフィックデザインの視点から、パワーポイントで美しいプレゼン資料を作るための簡単なコツをご紹介します。特に難しいテクニックや知識ではありませんので、ぜひ試していただければと思います。

パワーポイントの資料づくりは一定の手間がかかるものですが、派手なカラーリングやアニメーションなどの仕掛けを作り込んでインパクトを出そうとすると、さらに余計な時間がかかってしまいますし、プレゼンの前日夜遅くまでスライド作りに追われるなんて嫌ですよね。
そこで、余計な手間や時間をかけずに、基本的なデザインレイアウトをしっかり作ることで、伝えたいことをスムーズに伝えようというのが、今回ご紹介するテクニックです。

1. 書体と文字サイズのルールを決める
行き当たりばったりでスライドを作っていると、見出しと本文、キャプション、注釈などに使う書体がページごとにバラバラ…なんてことになりがちです。それぞれの要素に使う書体とサイズのルールは最初に決めておいて、原則としてルールを守って文字をレイアウトしましょう。
そうすることで、スライドを見る側からは、「これが見出しで、ここはその中身なんだな」というのが直感でわかるようになり、スラスラと内容を読んでくれるようになります。
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この例では、書体と文字サイズをこんな感じに指定しています。
・見出し: ヒラギノ角ゴStd W8 / 48pt
・本文: ヒラギノ角ゴシック Pro W3 / 28pt

2. 色の使い方のルールを決める
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この例では、せっかく企業ロゴをフッターに配置しているのに、画面内でほかの色をたくさん使ってしまっているため、どこかちぐはぐな印象になっています。

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そこで、「企業の特色を強調したい部分には、企業ロゴのコーポレートカラーを使う」というルールを設けました。統一感が出て、何を強調して伝えたいのかがひと目で分かるようになります。

3. 作ったルールをあえて崩すと、インパクトが出せる
ここまで、ルールを設けて統一感を出すことが大切だと書きましたが、逆に、整然としたレイアウトが続くなかで、ここぞというところでルールを崩すと、大きなインパクトを出すことができます。
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ここでは、聞き手に思考を促すためのワンフレーズを、あえて特大サイズでレイアウトしています。

4. 強弱をつけると、読む流れができる
印刷物などでも同じですが、どの情報を先に見せるかの優先順位をつけてレイアウトを調整することで、見る者の目線を誘導していくことができます。
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この例では、見出しと箇条書きの文字サイズが同じで、ごちゃごちゃした印象です。

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そこで、文字の大きさに差をつけてあげるだけで、[上の見出しを読む] → [下の箇条書きを読む] というように流れを作ることができます。

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画像や図版を大きく使うと、見出しの文字よりも先に画像に目が行くケースが多いです。そのくらい強いアイキャッチ効果があります。聞き手のアタマの中にどんなイメージを起こさせるかを考えて、画像を効果的に使うと良いでしょう。

5. 情報を詰め込み過ぎない
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パワーポイントで作る資料は大半の場合、プレゼンテーションで用いられるケースが多いと思います。伝えたい情報をきちんと資料に入れることも大切ですが、この例のように同一ページにたくさんの情報が入っていると、人びとはその情報を読むのに忙しくなり、あなたのトークにきちんと耳を傾けてもらえないかも知れません。
そこで、あれやこれやと詰め込みたい情報は何枚かのスライドに分け、トークの流れに沿ってまとめてみましょう。

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問いかけのフレーズを入れて、4枚のスライドに分けてみました。こんな流れがあると、「いったい何を話してくれるんだろう?」と注目を集めることができますね。

いかがでしたでしょうか? シンプルなレイアウトと、情報に強弱をつけることを心がけるだけで、同じ手間であっても、パワーポイント資料の効果はより高まるはずです。いずれも余計な手間や時間をかけない方法なので、ぜひ試してみていただければと思います。


インスピはWebデザインとマーケティングの株式会社ルーラーが運営しています

佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
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