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インスタでカタログ?大手や著名人に学ぶデジタルブック活用事例

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カタログやパンフレット、書籍などあらゆる形態で利用されるデジタルブック。まだまだ新しい試みが続々と出現しています。クリスマスやバレンタインなど季節のイベントに合わせたシーズンカタログ、アパレルブランドなどで新商品を宣伝するためのルックブックなど、その用途はさまざま。今回は皆さまにも馴染み深いであろう3つの企業・著名人のデジタルブック活用法を見ていきたいと思います。

もくじ
1. ソロデビュー40周年記念! 浜田省吾さんの歴代ツアーパンフを電子ブックで復刻
2. 読みたい部分だけ購入できる! 電子書籍の老舗・株式会社パピレスが犬耳書店」オープン
3. Instagramの投稿画像からデジタルカタログを自動作成! “Social Catalog”が誕生
4. まとめ

ソロデビュー40周年記念! 浜田省吾さんの歴代ツアーパンフを電子ブックで復刻

浜田省吾ツアー特設サイト

SHOGO HAMADA ON THE ROAD ツアーサイト https://sh-otr2015-2016.jp/

2016年9月、アーティストの浜田省吾さんが、自身のソロデビュー40周年を記念し、今までに行われた公式ツアーのパンフレットをデジタルブックとして復刻しました。デジタル・リマスタリングされたパンフレットは、同月から開始されたアリーナツアーにてダウンロードカードとして販売されたそう。こちらのツアーでしか手に入れられないとあって、ファンとしては何としてもほしい! と思ってしまう仕組みとなっていますね。

また、ダウンロードカード自体もパンフレットのジャケットをそのままポストカード型に復刻されているので、電子ブックのダウンロード後もお部屋に飾ったり手帳に入れて持ち歩いても良いですね。もちろん、パンフレットはスマートフォンやタブレット・PCと、あらゆる端末で楽しむことができますよ。

ダウンロードカードをポストカード型で販売するというのは、性別や年齢を問わずに絶大な人気を誇る浜田省吾さんだからこそ、オンライン・紙媒体それぞれに慣れ親しんだファンどちらにも嬉しいサービスといえますね。
形に残るものが手元に残るのは、やはりファンとしては嬉しい心遣いだと思います。

こうした期間やイベントなど、限られたチャンスでしか入手できないアイテムは、言うまでもなく人気が出やすくなります。デジタルブックであれば半永久的に劣化することなく閲覧が可能な上、限定期間終了後のクローズも手間がかかりません。キャンペーンなどで用いるには、非常に有用なコンテンツといえますね。

SHOGO HAMADA ON THE ROAD ツアーサイト【デジタルパンフレット】
https://sh-otr2015-2016.jp/mp/digitalpamphlet

読みたい部分だけ購入できる! 電子書籍の老舗・株式会社パピレスが犬耳書店」オープン

犬耳書店 公式サイト

犬耳書店 公式サイト http://inumimi.papy.co.jp/

電子書籍元年といわれる2010年より14年も前、1996年に「電子書店パピレス」を立ち上げた株式会社パピレス。老舗中の老舗であるこちらの企業が、ビジネス書や実用書の読みたい部分だけを購入できる電子書籍配信サイト「犬耳書店」を立ち上げました。

コミックでは、話数ごとに購入するなどの仕組みは珍しくありませんが、実用書でこういった取り組みはあまり目にしたことがないのでは。
実際、ビジネスに関することなどは必要なところだけ読みたい、というニーズが一定以上存在すると思います。だからこそブログやニュースサイトなどが活気づいているのでしょう。

しかし、書籍として売り出されているとなかなか手が出しにくいことも多いハズ。
今回の「犬耳書店」の取り組みは、章や節ごとに購入が可能ということで、まさに「記事」を買うイメージ。ビジネスパーソンはもちろん、新社会人にも喜ばれそうです。

ちなみに「犬耳書店」とは、英語で栞を意味する「ドッグイヤー」から来ているそう。可愛らしくて覚えやすいネーミングですね!
気になる作品数は、なんと8万コンテンツに及ぶとのこと。無料試し読みが可能な書籍も揃っているようですので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょう。

犬耳書店 公式サイト
http://inumimi.papy.co.jp/

Instagramの投稿画像からデジタルブックを自動作成! “Social Catalog”が誕生

Social Catalog 公式サイト

Social Catalog 公式サイト http://boutiquestar.jp/sc/

最後に紹介するのは、大手SNS・Instagramを利用した新サービスについて。
開発はECサイト制作やEコマースの支援事業を手がける株式会社ブティックスター。ソーシャルメディアマーケティングなどを中心として事業展開する株式会社シェアコトと提携し、ファッション系のECサイトに特化したデジタルカタログサービス「Social Catalog」を2016年11月28日にリリースしました。

Instagramに投稿した画像を、公式サイトのコンテンツとして自動表示できるというこちらのサービス。デジタルブックとしての形式を為しているわけではありませんが、ルックブックのような目で見て楽しめるオンラインカタログとしての役割を担ってくれそうです。さらには従来のコンテンツとは異なり、リアルタイムでコーディネートが更新されるので、今までにないライブ感も演出してくれるのではないでしょうか。

「Social Catalog」の公式サイトには、活用事例も掲載されています。
ユーザーの投稿画像を表示させることで、シーンに合わせた身近なコーディネートが感じられますし、ショップスタッフのコーディネートのみを掲載すれば雑誌の街角スナップのような画像カタログにもなりますね。また、モデルやブロガーなどのインフルエンサーの投稿を掲載できるのも強みになりそうです。

10代〜30代までが多くを占めるInstagramのユーザ層は、中でも特に女性が多いため、ベストマッチのサービスかもしれません。Instagramを利用していてお気に入りのコーディネートやアイテムがあっても、都度ピックアップするわけではありませんし、そもそもすべての投稿を把握することはほぼ不可能です。

お気に入りのブランドサイトにさまざまなコーディネートが掲載され一覧で見られるのは、とても嬉しい機能。雑誌の購入なども減少している事情を考えると、スマートフォンで簡単にアクセスできる「Social Catalog」はおもしろい取り組みになりそうですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
電子カタログやデジタルブックは、まだまだ多くの可能性を秘めていそうですね。

デジタルでの活用はもちろんですが、はじめに紹介したツアーパンフレットのダウンロードのように、紙媒体の雑誌やポスターなどと連動することでオフラインとオンラインの垣根を越えた運用が今後増えていくかもしれません。
「うちはできるかな?」 そんな疑問はebook5におまかせください。簡単にデジタルブックが作成できますよ!

電子ブック作成のebook5

またおもしろい試みを発見したら、皆さまにもご紹介できればと思います。
ではまた、次回お会いしましょう!


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