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Webだからできる表現!デジタルカタログを利用した画期的なコンテンツ3選

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デジタルカタログやパンフレットを掲載しているWebサイトは、今や珍しくなくなりました。大学や一般企業、病院、ファッションブランドなど、業種を問わず幅広く利用されている印象があります。
そういった風潮が高まってきた中で、ただカタログを「掲載する」だけにとどまらないコンテンツはどんなものがあるでしょうか。今回は、面白い試みをしている活用事例を3つ集めてみました。

目次
1.限定ファッションカタログを一冊まるごと公開! アーバンリサーチ ドアーズ
2.多言語対応で各国の女のコにリーチ、CANMAKE
3.「クオカード」とカタログギフトの「リンベル」がコラボ!オンラインで選べるカタログギフト

1.限定ファッションカタログを一冊まるごと公開! アーバンリサーチ ドアーズ

URBAN RESEARCH DOORS
http://www.urdoors.com/

心地よい暮らしをテーマにしたセレクトショップ、URBAN RESEARCH DOORS(アーバンリサーチ ドアーズ)では、過去17シーズンにわたり店舗限定で、シーズンカタログ「THE DICTIONARY」を配布しています。
17号目となる今回は判型も一回り大きく、内容・編集も一新。衣食住の提案はもちろん、著名人のコラムやフェス情報などを盛り込み、全104ページという読み応えたっぷりなボリュームになっているようです。
下記に引用しますが、公式のコメントを見ても、如何に力が入っているかがわかりますね。

スタイリストやカメラマンをはじめ、コラムやエッセイも豪華なキャスティング。
ヒト・モノ・コトがたっぷりと詰まった読み応えとなっております。
単なるシーズンカタログではなく、読者の本棚に仲間入りできるような一冊を目指しました。
コラムでは、直木賞作家の西加奈子さん、女優の片桐はいりさんが登場。

http://www.urdoors.com/shop/11404/

冊子そのものは3月より店頭限定で、税込1万円以上の購入者に先着順で配布されたそうです。欲しいと思っていても手に入らなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方には特に朗報。4月22日より、「THE DICTIONARY」のカタログサイトがオープン。最新17号も全ページWebでご覧いただけます。

限定シーズンカタログ「THE DICTIONARY」オンラインストアにも連動した電子書籍化
http://www.urdoors.com/information/12300/

「THE DICTIONARY No.1」
http://www.urdoors.com/catalog/2016ss/

デジタルカタログという形式とは少し異なりますが、オンラインで閲覧しやすく小さな文字も読みやすいつくりとなっています。
book

全コンテンツ、スマートフォンに対応しているのでPCをお持ちではない方も嬉しい設計です。
「OverView」をクリックするとページ一覧がサムネイルで表示されるので、見たいページをすぐに呼び出すことができます。

overview

何より、こちらのサイトですごいところはカタログを読みながら、誌面の気になるアイテムの価格や販売店を調べられるところ。

viewitem_click

画面下のバーにある「View item」をクリックすると……

viewitem

なんと商品画像と詳細が表示されます。気に入ったアイテムには「like」をつけることもできるので、楽しみながら読み進められそうですね。
もちろんオンラインストアとも連動しているので、ストレスなくショッピングすることができますよ。

紙の雑誌だとこういった動きはまず不可能なので、デジタルの特性を活かした、素晴らしい取り組みだといえるのではないでしょうか。

2.多言語対応で各国の女のコにリーチ、CANMAKE

canmake

ティーンを始め幅広い年代に人気のプチプラコスメ、CANMAKE。日本ではもちろんアジア圏を中心に海外にもファンが多いようです。
従来より日本語のカタログはオンラインに掲載しておりましたが、それに加え多言語に対応。英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)、タイ語のカタログが制作されました。
訪日前にWebサイトのデジタルカタログを通して、お目当ての商品をチェックしてほしいという狙いがあるようです。
また、Webページを作成するよりもコストが軽減されたとのことなので、一石二鳥の効果があるかもしれません。

catalog_english

デザインはPOPで可愛らしく、女の子が喜びそうな装丁です。
採用されているビューアはWOOK(http://wook.jp/)のもので、自社会員向けライブラリー開設が月額9,500円(税抜)から利用できるサービスです。

wook

PDFでダウンロードも可能なので、日本へ向かう機内などのオフライン環境でもカタログが閲覧できますね。まさしくニーズに合った掲載方法です。

3.「クオカード」とカタログギフトの「リンベル」がコラボ!オンラインで選べるカタログギフト

QOS

最後にご紹介するのは、実際にデジタルカタログの形式を採用しているものではありませんが
早くから電子化されたカタログを採用してきたカタログギフトの「リンベル」と「QUOカード」による新しい試みです。

カタログギフトといえば今や引き出物や内祝いの定番となりました。好きな商品を自分で選ぶことができる上、持ち運びしやすいカタログという形式も喜ばれる要因かもしれません。
そのカタログギフトが、オンラインになったらどうでしょうか。そもそもカタログさえも電子化されてしまえば、持ち運ぶ手間までなくなってしまいます。

そんなサービスが、2016年3月ついに登場しました。「QUOカード」と老舗カタログギフトの「リンベル」が共同開発した「QUO ONLINE SELECTION」がそれです。

course

それぞれ値段に応じたコースが用意されており、選べる商品が決まっているのは従来のカタログギフトと同様。
異なるのは、カタログではなくカードを贈るという仕組みです。

贈り主はWebサイトでコースを選択し、必要数量分のカードを購入。あとは、郵送で届けられたカードを、贈り先へ渡すだけという手軽さです。
カードに記載されているID番号・パスワードを商品交換サイトで入力すれば、贈られた方はカタログギフトを選ぶように、オンラインでお好みの商品を決めることができます。

体験用のIDが用意されているので、どのカタログを贈るか商品をチェックしてから選定することが可能。

present

カタログをめくって選ぶ楽しみはもちろんありますが、デジタル化されたことにより、ログイン情報さえわかっていれば「いつでも、どこでも」商品を見ることができるので、移動中や家事の合間などちょっとした時にはとても便利です。
もちろん注文もオンラインで完結するので、葉書を出し忘れたり、面倒な記入に悩まされることもなくなるのではないでしょうか。

まだ始まったばかりですが、この画期的なサービスはいつか贈り物のスタンダードになるかもしれません。


一風変わったデジタルカタログ活用事例をご紹介しましたが、考え方次第で実に多様な使い方ができるということが見えてきたのではないでしょうか。
電子カタログは必要ないかも…と思っている企業担当者の方も、一度ご検討いただければ幸いです。


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