知っておきたい!デジタルカタログの色々な活用法
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活用法は販促だけじゃない
デジタルカタログの幅広い可能性
デジタルカタログがどういうものかはわかったけれど、使いどころって少ないんじゃない?
そんな風に感じたことはありませんか? 確かにすべてのユーザーがWebサイトにカタログやパンフレットを掲載しているわけではないですし、必要性を感じにくい方もいらっしゃると思います。しかしながら、デジタルカタログはオンライン上の販促・情報提供ツールとしてだけの役割を担うわけではありません。
以前にもデジタルカタログを使ったマーケティング事例について紹介しましたが、今回は少し視点を変えて、様々な切り口でのデジタルカタログ活用法を探ってまいります。
業務の負担を軽減!デジタルカタログの意外な活用法
営業支援ツールに大活躍
営業担当の方が商談や新規開拓に出掛ける時、大きな荷物を抱えて行く光景をよく見かけますよね。会社案内や商品紹介パンフレットのほか、新サービスが出る度にその冊数がどんどん増えていく、なんて悩みもあるのでは。特に複数の客先を回る時や担当者が変わった時には、何人分もの資料を揃えねばなりません。取引先にとっても、次から次に紙の資料を渡されるうちに、どれが大切な情報だったのか困惑してしまう懸念もあります。あの商品はどこに載っていたっけ、と顧客が考えた時、すぐに紹介できる仕組みを持ち歩けたなら、よりいっそうスムーズな打合せができそうですよね。
そう、それを実現するのが「デジタルカタログ」なのです。
今まで何度かお話ししたように、デジタルカタログではリンク機能やページジャンプ機能があるため、欲しい情報に瞬時にたどり着けます。直接画面を操作しながら説明するので、顧客の希望や疑問点を聞き出しやすいですね。動画を埋め込んでおけば、難しい説明も視覚的に理解してもらえるので、双方にとって有意義な商談ができそうです。
タブレットなどにデータを入れておけば重い荷物を運ぶことがないので、営業へ行く足取りも軽くなるのではないでしょうか。オフラインでも閲覧できる環境を整えておけば、場所を選ばずいつでも再生することが可能です。
情報共有に
またデジタルカタログを営業ツールに使うことは、情報の更新や共有にも役立ちます。
価格の変更や商品の差替えなどに素早く対応できるとともに、クラウドサービスやデータベース管理のデジタルカタログであれば、更新したデータは社内全員で共有することができるからです。常に最新の営業資料を持ち歩くことによって、顧客からの信頼度上昇にも貢献してくれます。
サポート業務のアシスタント
オンライン上で提供するサービスや商品は当然ですが、どこの会社でも自社サービスについてのお問合せ窓口は必ず存在しているかと思います。そのサポートが多くなればなるほど、すべてのお客さまに完璧な対応ができているか不安になるもの。もっとわかりやすい説明が事前にできていれば、と思うことはありませんか?
デジタルカタログでマニュアルや取扱説明書を掲載することで、わかりやすい見せ方ができます。
もちろん、ただ紙の資料のままの状態で公開していても、ユーザーはなかなか見てくれません。たとえば想定される質問や問い合わせの多かった内容をWebサイトに記載し、マニュアルの該当ページへ直接リンクさせると、調べやすく、たいへん親切です。
また、お問合せが来た時も、お互いに資料を見ながらサポートをすることができるので、すれ違いが少なく効率のいい対応ができるようになります。
特にビジネスへ向けたサービスでは、顧客側も急いでいる場合が多くあります。そんな時に意思の疎通ができていなかったり複雑な説明になると、うんざりした気持ちにさせてしまうかもしれません。
デジタルカタログはサポートに取り入れることで、業務効率化になると同時にユーザーにとっても利益をもたらす、一挙両得の有能なアシスタントに育ってくれる可能性を秘めています。
広報誌・社内報にも使える
企業や大学など、社員・学生向けに広報誌を刊行しているところも少なくありません。しかし印刷代など、意外とコストがかかります。しかも、本当に読んでくれているか不確かなところもデメリットです。
デジタルカタログで社内報などの広報誌を制作することで、経費削減はもちろん閲覧データの蓄積も見込めます。どんな記事に興味を持たれているのかなどといった、社員の傾向を探ることができるようになるのです。前回の記事でも言及したアクセス解析の重要性が、ここでも活きてきますね。
また社内報のみならず、社員用の運用マニュアルや社外秘の資料などにも利用できます。イントラネットのような社内のみでの閲覧環境に公開すれば、セキュリティを保ちながら、社員同士のコミュニケーションや業務効率化をはかれるのではないでしょうか。
そして、デジタルカタログの利点として挙げられるのが、保管場所が不要であるということです。特に広報誌などは定期的に刊行されるため、バックナンバーの管理も一苦労です。Web上に収納することで、省スペース化と整理整頓を同時に実現します。
Webを飛び出して、お客様のもとへ
デジタルカタログといえど、必ずしもオンライン上に掲載しなければいけないものではありません。実店舗に設置することで、ユーザーの関心を引いたり、コミュニケーションツールとしての役割を果たすこともあります。
ホテルや旅館
ホテルや旅館のフロントにタブレットやデジタルサイネージを設置し、周辺情報をまとめたカタログを閲覧可能にすれば、訪れた方々に喜ばれることでしょう。視覚的に観光スポットを見ることで、期待感も膨らみますし、また来たいという気持ちにもなります。
小売店
また被服店や雑貨屋などの実店舗では品切れの商品や色見本などをお客さまに見てもらうことができるので、販売促進にも繋がります。紙のカタログで見るよりも、拡大することで細部の確認などが可能となり、購買意欲を高められるかもしれません。
さらに、商品のデータベースと連携したりカートページへリンクすることで、その場ですぐに在庫確認や発注ができます。これはオンラインショッピングでも使える手法でしたね!
書店
デジタルカタログは書店でも有効活用できます。オンライン書店だけではなく、実店舗でもタブレットなどを設置して試し読みをしてもらえれば、商品の傷みを防げます。その上在庫確認の仕組みと連動しておけば、店舗には置いていない商品を注文してくれることだってあります。
決して、デジタルカタログは難しいものでもWebに限られた技術でもありません。実際の小売店でもその真価を発揮することは充分に可能なのです。
デジタルだからこそできる表現
とはいえ、店舗もなければパンフレットの数も少ないし……と興味はあるけど、なかなか使い途が思いつかないこともありますよね。電子カタログは、紙の本がなければ作れないと思ってはいませんか?
もちろん、紙のパンフレットやカタログを電子化することが、もっとも簡単な方法ではあります。しかしあまりにも文字が細かったり、元データが重すぎて画質が悪くなってしまったりしては、デジタルの魅力を損なってしまいます。電子化できる紙データが見当たらないなら、デジタル用にデータを作成すればいいのです。
紙でこその繊細なレイアウトがあるように、デジタルだからこそできる表現があります。電子化を念頭に置いてブックを制作するため、ボタンの押しやすさや文字の見やすさ、PCのみならずスマートフォンで閲覧した時の快適さなど、紙データでは実現しきれないデザインが可能となるのです。
自社ブランドやサービスをおすすめするためのコンセプトブックにはぴったりかもしれませんね。
ebook5でも、サンプルで掲載しているブックはデジタル用に制作したデザインなのですよ。
実際に導入されているクライアントの事例は、コラムでも紹介しています。
(https://www.ebook5.net/journal/column/dc_pdfdesign.html)
このように、Webだけに留まらないデジタルカタログの活用法はたくさんあります。これからますます多様化していくと予想できます。そうした流れの中、新たなデジタルカタログ作成サービスも次から次へと発表されるため、いったいどれを使ったらいいの? と頭を抱えてしまうかもしれません。
ですが、最近のサービスは無料で試せるトライアル版を用意してあることが多くなってきました。色々なサービスを使ってみて、一番使いやすいもの、デザインが気に入ったものを選んでいただけるかと思います。
まずは一冊、気軽に作ってみてはいかがでしょうか。
この記事のまとめ
- ・デジタルカタログはオンライン上だけで活用するサービスに留まらない
- ・営業ツールやサポート支援ツール、社内報など業務の効率化に貢献できる
- ・実店舗に置くことで、視覚的な印象付けや販売促進ツールとしての役割を果たす
- ・紙媒体がなくても、デジタル用のデザインをすることでより快適な閲覧性を実現
- ・無料トライアルがあるデジタルカタログが増えてきたため、気に入ったサービスをじっくりと選べる
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