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パンフレットの企画前に知っておきたい魅力的に仕上がる方法

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心に響くパンフレットって?

会社案内や商品カタログなど、世の中には様々なパンフレットが溢れています。
たとえばレストランに食事に行った時、レジ前に他店の冊子やペーパーが置かれていることがよくありますよね。帰り際に手に取って行く方も多いのではないでしょうか?

しかし、そうしたパンフレットやチラシを見て、実際に買い物をしたり店舗へ足を運んだりする確率はどれくらいなのでしょう?
そもそも持ち帰ってじっくりと見てくれている人は、どの程度いるのでしょう?

パンフレットを見て行動を起こすということは、そのメディアに訴求力があるからです。
では、そのようにユーザーの心に響くパンフレットを作成するためには、どうしたら良いのでしょうか?

デザインだけでは足りない、
パンフレット構成に大切なもの

第一印象はやはりデザイン

私たちがパンフレットやカタログなどを見る時、一番最初に目に入るのは、やはり「デザイン」です。綺麗で洗練されたデザインの冊子であれば、そこで取り扱っている商品やお店の雰囲気もセンスが良いであろう、と想像するのは難しくありません。
逆を言えば、あまりにも簡素であったり、レイアウトが整っていないデザインであれば、それだけで閲覧をやめてしまう人も少なくないでしょう。

では、オシャレで格好のいいパンフレットを作成すれば良いのでしょうか?
実はそれだけでは、効果を最大化することは難しいと言わざるを得ません。デザインはあくまで最低条件であり、お客さまを惹きつけるためのきっかけなのです。

ターゲットの再確認
見てほしい人が、求めているモノは何だろう

パンフレットというメディアが、どういった意味を持つのかを考えてみましょう。ほとんどの場合、商品やお店の紹介、会社の案内など、伝えたい目的があって作られるものかと思います。
ならば作成前に、「誰に」「何を」伝えたいのかをしっかりと洗い出さなければなりません。とても単純なことに感じますが、特に「誰に」というターゲットが明確になっていなければ、望む結果は得られないことが多いのです。

たとえば、10代後半をメインターゲットにした化粧品のカタログで「アンチエイジング」をうたっても、あまり心には響かないかもしれません。それよりも「かわいい」「モテ顔」というようなキーワードの方が、彼女たちの興味関心を惹きつけます。
他にも、専業主婦が多い地域のスーパーで「深夜営業」を訴求ポイントにしたり、中年男性をターゲットに据えた飲食店のパンフレットで「低価格」や「飲み放題」を押し出すのも的を射ていませんよね。
どのような世代、性別あるいは地域の人へリーチしたいのかということを考えると、必然的にコンセプトや表現が決まってくるのです。

ターゲティング設定やテーマに沿って内容を企画し、ストーリーを肉付けしていくことで、最も適したメッセージ性を載せることができるのではないでしょうか。
コンテンツの中身が決まれば、それに合わせて色や文字スタイル、レイアウトなども考案できます。良いデザインのパンフレットを作成するためにも、初期段階での綿密な計画が重要であるとわかりますね。

パンフレットは紙だけじゃない。
電子化という選択肢も。

基本的に「パンフレット」と言うと、紙媒体を想像しますが、もちろん電子化をすることが可能です。デジタルカタログに変換しWebサイトなどに掲載することで、より多くの人々に知ってもらえる可能性が広がります。そのため紙媒体のみで展開するよりも、見込み客の醸成に貢献してくれるかもしれません。

電子化する時に、大切なこと

ただここで気をつけたいことがひとつあります。そのパンフレットは、「電子化するにふさわしい体裁か?」ということです。前回の記事でも触れましたが、文字が細かすぎるものやデータが重すぎるものはデジタルカタログには不向きです。もちろん、拡大縮小ができることがメリットではありますが、あまりにもその回数が多くなってしまうと、ユーザーはストレスを感じてしまいます。たとえば、旅行のパンフレットなど金額や表組みなどが非常に細かいレイアウトになると、拡大をしたところでスマートフォンでは見づらいままかもしれません。また文字が潰れてしまって、判読できないという懸念もあります。
せっかくデジタルカタログにするのであれば、やはり見やすいレイアウトで作成した方がユーザーにも喜ばれますし、コンバージョンにも繋がりやすくなります。

ではデジタル用のデザインに必要な要素とは何でしょうか。
それはやはり「可読性」と「押しやすさ」です。
皆さまの中にも、スマートフォンでPCサイトを見ている時、リンクを押そうとしてもなかなか目的のボタンが押せない経験がある方がいらっしゃると思います。デジタルカタログも同様で、指先を使うシーンは多くあります。特にリンクは押しやすい大きさがなければ、何度もリトライせねばならず、閲覧者のイライラが募ってしまいます。
元々デジタルカタログにすることを想定してデザインを行うことで、こういった不安要素を取り除くことができますね。

ユーザー目線で目標達成をアシスト

ここまででもうお気づきかとは思いますが、魅力的なパンフレットを作成するために最も重要なことは、「ユーザーの目線に立つ」ということです。ターゲット層の人々が何を欲しているか、どういう情報が喜ばれるかというリサーチが非常に大切です。
これはもちろんパンフレットだけに留まらず、Webサイトやチラシなど情報を発信するツール、広告すべてに言えることです。どれだけ見せたいポイントや目的があっても、ユーザーに届かなければ意味がありません。発信側から伝えたいことが、必ずしも受け手側が求めているものでないならば、どういった角度でアプローチしていけば良いのかを深く考えなくてはならないのです。

目的に応じた媒体選びを

媒体選びも、そのひとつです。店舗に置いたり直接お客さまに配ることで、コミュニケーションを図る目的を兼ねているのなら、紙のリーフレットが好ましいかもしれません。高齢者がターゲット層であれば、紙が相応しいのはもちろんのこと、体裁も冊子形式よりも新聞のような見た目の方が馴染みやすく感じる可能性もありますね。
そうではなく、多くの人に情報を広く伝播したい場合や、内容の更新頻度が高い際には、やはりデジタルカタログとしてWebに載せることが一番であると考えます。特に若者やビジネスパーソンなど、インターネットに触れる頻度が多い世代に向けたコンテンツであるならば、デジタルでの発信は非常に効果的ではないでしょうか。

ただの紹介や案内に留まらない、目標を達成するパンフレット作成に、少しでもお役に立てれば幸いです。

この記事のまとめ

  • ・綺麗で整ったデザインは必須条件
  • ・ターゲット設定を明確にすることでコンテンツも見えてくる
  • ・初期段階での綿密な設計がパンフレット作成の重要ポイント
  • ・デジタル化するなら、見やすい装丁であるかを必ずチェック
  • ・デジタルカタログにすることを想定したデザインをするとより良いパンフレットに
  • ・ユーザーの目線に立ったアプローチが効果的な広告を生む


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伊藤 百世

伊藤 百世Writer

札幌でWebディレクター&ebook5サポートをやっています。コンテンツマーケティング目下勉強中。Webやデジタルカタログをもっとおもしろく、便利に使える方法を模索・紹介していきます。

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