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【連載】デジタルカタログサービス調べてみました。Vol.01

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あけましておめでとうございます。
昨年から始まりましたデジカタジャーナル、ご愛読いただき誠にありがとうございます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い致します!

さて、年始特別企画と題しまして本日から5回連続で、世にあるデジタルカタログサービスをご紹介し、それぞれの機能やサービスについて詳しく調べてみようと思います。記念すべき第一回目はこちら。
株式会社コトブキ企画様が提供する、meclibです。

meclib
http://www.digitalbook-meclib.jp/
top

meclibは今月試用版が公開されるサービスで、導入実績や利用者の声などはまだありません。しかし、元々は「My PAGE View」というデジタルカタログサービスを展開していた会社で、多くのユーザーからの信頼を集めています。高機能なビューアと簡単に作成できる仕様のサービスとして人気を博してきましたが、新たに登場したmeclibとは、どのような進化を遂げているのでしょうか?

1. 特長

【HTML5対応で、どんなデバイスでも閲覧らくらく】
meclibの最大の特徴は、完全HTML5対応というところにあります。
My PAGE ViewをPCで閲覧するためには、Adobe Flash Playerというプラグインが必要でした。しかしmeclibではひとつのデータでPCでもスマートデバイスでも閲覧することが可能となったため、プラグインは不要です。さらに、専用のアプリをインストールすれば、オフライン環境でもブックデータが再生できるので、スマートフォンやタブレットでカタログを持ち歩くことが可能です。ネットワーク環境を気にしなくても良いので、外出時や営業先でも重宝しますね。

【動的コンテンツ埋込で、さらに幅広い表現を】
My PAGE Viewでも動画や音声の埋込ができましたが、meclibではHTML5で作成された動的コンテンツも配置できるようになったようです。
具体的にはパノラマ写真やスライドショーなどといったコンテンツで、紙のカタログでは決して実現できない表現を可能としています。店内の様子を詳細に掴むことができたり、色違いの商品をスライドして見られると、実店舗へ訪問したい気持ちや購買意欲も高まりそうです。

また、誌面上にお問合せなどの入力フォームを置くことができるため、別画面へ遷移することなく、お申込みや購入といった行動を完結させることが可能となりました。スマートフォンやタブレットでは特に、画面を多く開けば開くほど、自分がどこにいるのかがわからなくなってしまうもの。カタログ上で操作がすべてできるということは、インターネットを使い慣れていない、ライトなユーザーにも優しいサービスといえます。

【よりわかりやすいブック作成機能】
PCブラウザからオンライン上でブックを作成できるのは、My PAGE Viewからの引き継ぎですが、そのフローがさらに簡単になっています。しかも「簡単作成機能」と「通常作成機能」が選べるので、設定したい項目やサービス利用者の習熟度によって、作成方法を変えられるようになっています。

簡単作成機能ではPDFファイルをアップロードするだけでブックの表示が可能です。リンクやスキンのカラーなど、詳細な項目は後からでも変更することができるようです。
通常作成機能でも難しいことはなく、PDFをアップロードした後にタイトルや用紙サイズ、詳細な設定を選ぶだけで完成します。

デジタルカタログを作ってみたいけれど、難しそうだな……と敬遠している方は、一度試してみてはいかがでしょう。本当に簡単に、オンライン上で閲覧できるカタログが仕上がります。

2. 基本機能

melibの機能は、基本的にMy PAGE Viewの機能を引き継いでいます。本棚機能や目次の作成、ページの印刷や切り抜きといった便利さはそのままに、より進化したサービスになっていることがうかがえます。

meclibの機能一覧はこちら
http://www.digitalbook-meclib.jp/product/

上記に挙げた特長のほか、紙の本のようにめくれる「リアルめくり」や、SNSとの連動もそのひとつです。TwitterやFacebookにページ情報を投稿・共有することで、新たなユーザー層の開拓に貢献するかもしれません。

リアルめくり
デモンストレーション用サンプル
sample

今からデジタルカタログサービスを始める方はもちろん、いままでMy PAGE Viewを利用していた方も、これを機にmeclibへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょう。お得な特典が用意されているようですよ。

3. 価格について

ここまで見てきた通り、meclibはとても魅力的なサービスです。マルチデバイス対応の高機能ビューアで、作成も簡単。こうした仕様のサービスは、実はそれほど選択肢が多くはありません。では、価格面ではどうでしょうか?

meclibにはクラウドコース、システム販売コース、データ作成サービスの3タイプがあります。
中でも費用をおさえて簡単にブックを作成・公開できるクラウドコースにスポットを当ててみたいと思います。

クラウドコースは初期費用無料・月額5,000円~始められるサービスです。5,000円という金額は、比較的利用しやすい価格帯ではないでしょうか。しかし、これはあくまで一番低料金のコース「ショートコース」で、月に作成できるのは「10ページ」のみです。11ページからはページ毎に400円の重量課金制になるとのこと。これではページ数が多いカタログでは、利用するのを躊躇ってしまいます。
また、どうやらこちらの「ショートコース」からは上位コースに乗り換えができないようです。少し使ってみたけれど、やはり異なるコースに変えたいなぁという場合には再契約になるのでしょうか?※1
いずれにせよ、30日間のお試し期間内で判断する必要がありそうです。

上位コースである「スタンダードコース」や「プレミアムコース」では、クラウド上に保存可能な容量に制限はあるものの、膨大なデータサイズ、枚数でなければ問題なく利用ができそうです。
他社サービスからの乗り換えであれば、初期費用や月額利用料が半年間無料になるなどの特典がありますが、初めてのデジタルカタログサービスとして選ぶには、価格面で敷居の高さを感じてしまうかもしれません。※1


さて、特長・機能・価格と3つの観点からmeclibについて紹介致しましたが、この記事だけではお伝えしきれない魅力がまだまだたくさんあります。気になった方は公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
特に記事では詳しく触れませんでしたが、システム販売コースも注目です。ユーザーのサーバー環境で制作~公開までできるため、セキュリティの関係上社外サーバーやクラウドサービスが利用できない方にはぴったりのコースといえます。金額が明記されていると、より嬉しいですね。

高機能なビューアに簡単な作成方法、そして、ユーザーの環境も考えたコースを用意しているmeclib。
試用版の公開はもうすぐでしょうか。今からとても待ち遠しいですよね!

※1・・・2015/01/07現在の情報です。


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